Varjo VR-1を体験してきました


先日京都で行われたアンリアルフェスでのELSAさんのブースにてVarjo VR-1を体験できたのでその感想です。

Varjo VR-1

VarjoはフィンランドのVRスタートアップです。 VR-1は2019年の2月に発売されたPC接続型のVRヘッドセットになります。

VR-1の特徴

VR-1の最大の特徴は、視界の中心の狭い範囲を高解像度のディスプレイで描画し、その周りの周辺視野を低解像度のディスプレイで描画するという新しい構造です。

この解像度の違う2枚のディスプレイで描画するってところがメカニカルでそそられます。

実際の人間の目で見ても、中心ははっきりと見えていますが周辺視野はぼんやりと見えているので、この構造は的を得ているのかもしれません。

また"低解像度"とはいっても、その解像度はVIVE PROと同じらしくどこをとっても今までのVRヘッドセットより綺麗であることが期待できます。

またSteam VRに対応しているので今までにVIVEやVIVE PRO向けに作っていたコンテンツはそのまま動くというのもいいですよね!

実際に見てみた感想

デモをやる前に簡単な説明を受けて、IPD調整は自動で行えることと被ったら線が見えるのでそれが横につながるように自分でヘッドセットを微調整してくれと言われました。

その後のコンテンツは車の室内に入って体験できるデモを見せてもらいましたが、本当にきれいでした。

小さな文字もクッキリと見えるし、ただただ綺麗!!

ただし、高解像度と低解像度のディスプレイの境目は結構クッキリ分かってしまうのでそれが残念でした。

またネットで事前に見た「アイトラッキングを行って、視線の向きに追従して高解像度のディスプレイが動く」という機能は実装されていないようでした。

それでも総合的には今までに見たどのVRよりも綺麗でホント欲しくなります。

今私は会社でVIVE PROを使ったコンテンツを作っている最中なので、こっちのデバイスにしたらもっと綺麗にみえるのになーーと思ってしまいます。

説明してくれた方に日本での販売予定はあるのか質問したところ、現状決まってはいないが調整中らしいので期待したいです。

ただ海外での販売価格は6000ドルらしいので日本でもかなりのお値段になることは予想されます。

またデモに使っていたGPUはQuadro RTX 8000なので使うGPUもそれなりのスペックを必要としてきそう。。。

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